2010年に有機農業を営むべく、愛知県から白川町黒川に移住してきました、
和ごころ農園の伊藤です。
農薬を使わず、有機肥料も使わない無肥料自然栽培という方法で年間50品目ほどの野菜を育てています。
サウナにハマったきっかけは、『人生を変えるサウナ術』(KADOKAWA)の本を読んでから。本当に人生が変わっちゃいました(笑)。
本格的なサウナ歴は2020年から。「ととのう」体験は、有機農家の僕に大きな気づきを与えてくれました。手塩にかけて育てているハーブや野菜が「ととのう」ための大切なピースになる。農とサウナを組み合わせる体験を始めたのが2020年11月です。
オーガニックランチのプレートは好評を頂いただいており、身体の内からもととのっていただけます。サウナ×ヨガ、サウナ×禅、サウナ×鍼灸など、コラボイベントもイベント開催していきます。
さらに、サウナには色々な可能性があることを感じ始めていました。里山にある「大きな課題」の解決へ、一歩でも前に進めることできるのではと―。
その大きな課題とは、森を再生させること。
山あり、川ありの恵まれた環境で農業を営んできましたが、地元の方と交流するうちに、森がどうやらおかしい。整備が行き届かなく、単調な植生で暗い森になりつつある。
実際、旱魃時は川の水位が急激に下がり、田んぼに水が入らなくなることも。一方、大雨の時はすぐに増水します。
これは農業も森とは切っても切れない関係があるなと感じてきました。
多く植わりすぎている木々を間伐し、山に光を入れ、植生を豊かにしていく。そのためには間伐した木を大切に活かす必要があります。林業はとっても厳しい仕事で、理想だけでは木を切り出すことができない事情もあります。
木も循環、お金も循環するしくみが必要でした。
そこで、サウナが登場!
薪として使う、サウナを木で作る。
サウナに入る人が増えれば増えるほど、みなさんの気が巡り、森の木が巡る。
つながって、水が巡る。
教育的なことは抜きにして、里山のサウナでととのうだけで、森とつながれます。
まずは自分を満たして、ととのってください。優しい心になったら、少しだけでも森を想ってもらえたら嬉しいです。
サウナーには地域の課題を解決する可能性、パワーがあると確信しています。
里山のサウナ 代表 伊藤和徳